イギリス・ロンドン10の魅力を紹介【刺激的で住みやすい】

ロンドンの町のイラスト

毎年、世界中から2千万人以上が訪れるイギリスの首都ロンドン。

イギリスの首都とは言え「ロンドンはイギリスじゃない」と言うイギリス人もいる程「想像を良い意味で裏切る魅力」がロンドンには詰まっています。

在英20年近くになる筆者も渡英当時は驚いた!ロンドンの10の魅力を紹介します。

1. 多国籍な街

多人種の沢山の人々のイラスト

ロンドンに来て、まず多くの人が驚くのは人種の多さなのではないかと思います。
バスや電車の車内、街を歩いていても聞こえてくる言語は多岐に渡ります。

それもそのはず、ロンドン市内ではなんと「約230言語」が話されているというから驚きです。

多言語・多国籍な理由には、観光やビジネスで訪れる短期滞在者や大学や専門学校などに通う留学生が多いことが挙げられますが、もう一つの大きな理由は「移民」。

日本でも移民の数が増えてきていますが、ロンドンでのその歴史は古く、なんとロンドンで出生する赤ん坊の半数以上が外国生まれの母親を持つのだそうな。

いかに移民の数が多いのかがわかりますが、そんなことからロンドン市内では「生粋のイギリス人には中々会えない」と言われることも多々。

イギリスに来たのにイギリス人が居ないなんて!移民ばかりでは治安が悪いんじゃないの?と思われる方もいるかもしれませんが、筆者は良いことの方が多いと感じています。

移民の多いロンドンだからこその魅力が沢山あり、もしもあなたが英語で困ったり、道に迷ったとしても必ず誰かが助けてくれる助け合いの文化も根付いています。
きっと滞在中には、そんなロンドナーの気さくなやさしさに気づくはずです😌

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2. 歴史を身近に感じられる街

様々な建築様式の建物が並ぶロンドンの通り
Image credit: Lena Maximova / Shutterstock.com

マグナカルタ、シェイクスピア、ビートルズ、産業革命、フットボールなどなど。イギリスは世界に大きな影響を及ぼしてきた歴史ある国ですよね。

ロンドンには様々なジャンルの美術館や博物館があり、膨大な数の歴史遺物や芸術作品の数々を身近に感じられるのが素晴らしい所。

世界遺産の観光地には、ウェストミンスター宮殿(ビッグベン)ウェストミンスター寺院ロンドン塔キューガーデンマリタイム グリニッジがあり、どれも興味深い歴史が詰まっています。

歴史的建造物は町の至る所にあり、ただ歩きまわるだけでも楽しいロンドン。
滞在中は是非、たくさん徒歩散策してみてくださいね!

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3. 過ごしやすい気候

テムズ川の側でリラックスした時間を楽しむ沢山の人々
Image credit : asiastock / Shutterstock.com

雨が多い…と思われがちなロンドンですが、実際の年間降水量は600mmほどで「東京の3分の1程度」でしかありません。

またイギリスは北海道よりも高い緯度に位置する為、寒いイメージを持つ方もいるかもしれませんが、暖流などの影響で実は冬でも過ごしやすい気候が特徴です。

ただ、ロンドンの天候は変わりやすく季節によっては青空からの突然の雨、氷が降るなどすべての天気が1日に起こる日もあったりします。

温暖化の影響からかロンドンらしからぬ天候も増えたこの頃ですが、以下、冬季と夏季のロンドンを簡単に紹介しておきます。

冬季のロンドン

冬の間(11~2月頃)は日照時間が短く、曇り空の日が多い。
気温が氷点下となったり雪が降り続けることは稀で、日本の首都圏の冬とそれほど変わらない感じ。

夏季のロンドン

夏(6~9月頃)の平均気温は23度前後で、過ごしやすい湿度のため爽やかに過ごせます。
イギリスはサマータイム導入国で、夏は夜9時頃まで昼間の様に明るいため一日たっぷりと楽しめるのがうれしいところ。

【関連記事】イギリスのサマータイムの解説記事へ

ちなみに、蚊やゴキブリ、セミもいない為、虫嫌いの人には天国かもしれません笑。

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4. 文化芸術

イーストロンドンの巨大なグラフィティ
Image credit : EQRoy / Shutterstock.com

パンク、ミュージカル、ウィリアム・ターナー、ヴィヴィアンウエストウッド、アンティーク、ヴィダルサスーン、バーバリー、ビートルズ、バンクシー。

イギリスを代表する文化芸術は数知れず。

アートを楽しむなら

ロンドン観光の定番スポットであるナショナルギャラリーヴィクトリア&アルバート博物館テートモダンデザインミュージアムをはじめとする入場無料の施設の他、東ロンドンを中心に点在する小規模のギャラリーが沢山!

また、東ロンドンはギャラリーの他にも最新のロンドンカルチャーを感じられる場所が沢山あり、若者に人気のナイトクラブフリーマーケットストリートアートなど、クリエイティブな雰囲気を感じられるはずです。

ロンドン中心部のウェストエンドのミュージカルロイヤルオペラハウスでの舞台鑑賞なども外せません!

音楽好きなら

アデール、コールドプレイ、エド・シーラン、オアシスなど、世界の音楽シーンをリードするイギリス出身アーティストは数多いですよね。

ロンドンにはバンドの生演奏が楽しめるパブやライブ会場が沢山あり、今では世界的に有名となったアーティスト達が駆け出しの頃にライブを行っていた場所などもあり、音楽ファンにはたまらない滞在となるはず。

楽しめる音楽のジャンルは幅広く、クラッシック音楽好きならロイヤルアルバートホール、ジャズが好きならロニースコッツなど、一流で極上のコンサートが楽しめる場所はいろいろ。

【関連記事】ロンドンでライブミュージックが楽しめるおすすめの場所の記事へ

夏に滞在予定なら、日帰りで気軽に参加できロンドン各地で開催される野外ミュージックフェスティバルに参加してみるのもいいですね。

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5. 自然と都会が共存する街

上空から見たロンドン市内に広がるハイドパークやリージェンツパーク
上空から見たセントラルロンドン。広大なロイヤルパーク

大都市のロンドンですが、実は47%はグリーンスペースなのだとか!

街の中心部だけでもハイドパークセントジェームズパークリージェンツパークなどの広大なロイヤルパークがあり、湖やローズガーデン、乗馬、テニス、クリケット、サッカー、ピクニックなどパークでの楽しみ方は様々。

そんな緑の多いロンドンにはリスやキツネ、ハリネズミなどの他、多くの野鳥も生息。
ロンドン郊外の「リッチモンドパーク」などには野生の鹿もいるくらいです!

ロンドン観光の際には、是非ロンドンの自然も楽しんでみてくださいね。

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6. 美味しい街

シェパーズパイ

「フィッシュ&チップス」だけでなく「サンデーロースト」「シェパーズパイ」(上の写真)などイギリスの伝統料理はいろいろあり、滞在中には是非試してみてほしいところ。

スコーンやケーキ、サンドイッチなどが楽しめる「アフタヌーンティー」も外せません!

【関連記事】イギリス料理&デザート13選&おすすめレストランの記事へ

移民の多いロンドンでは、レストランやマーケットなどでケバブ(トルコ料理)、ファラフェル(レバノン料理)、本格的なインドカレー、ベトナム料理、中華など世界中の料理が楽しめるのも嬉しいところ。

近年では日本食の人気が益々高まり、ラーメンやカツカレー、手打ちうどんにお好み焼きなどの他、ファーストフード感覚で利用できる寿司店もありバラエティーに富んだ和食が手軽に楽しめるようになりました。

多宗教&多国籍で「多様性」の社会が根付いているロンドンの街ならではのハラル、ベジタリアン、ビーガン料理店など色々と試したくなるレストランやショップも色々!

【関連記事】ヴィーガン、ベジタリアン向けお勧め店 10選

滞在中にはバラエティあふれるロンドンでの食を楽しんでみてくださいね!

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7. 沢山のショッピングスポット

オールドスピタルフィールズマーケットの様子
オールドスピタルフィールズマーケット

イギリス生まれのファッションブランドはバーバリー、ポールスミス、ルル ギネス、ネクストなどなど、日本でも人気のものが沢山ありますよね。

ロンドンにはショッピングスポットとして有名なオックスフォードストリートをはじめ、リバティー、ジョンルイス、セルフリッジハロッズ、ウェストフィールドなど、多くの有名百貨店やショッピングセンターがあり思う存分買い物が楽しめます。

オンラインショッピングも盛んで、無料返品システムや指定店舗での受け取り(Click & Collect)などのサービスも充実していて便利!

ロンドン市内各地にあるマーケットではアンティークやヴィンテージ服も見つかります。

【関連記事】ロンドンのフリーマーケットガイド

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8. 便利な交通

ビッグベンを背景に走る赤い2階建てバス。

ロンドンを訪れたことのない人でも思い浮かぶ「ロンドンならではの景色」なのではないでしょうか?

市民の足として利用されているロンドンバスは、2階席の最前列に座ればロンドンの街並みが一望でき、格安な車窓観光が楽しめます!
ロンドンバスの利用は↓をご参考にどうぞ。

【関連記事】ロンドンバスの乗り方からルールまで完全攻略!の記事へ

↓バス以外にもロンドン市内を走る交通機関は色々↓

ロンドン市内の公共交通はオイスターカードと呼ばれるICカードを利用。
短期滞在であっても是非利用してみましょう!

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9. イベント好きな街

カーニバルのコスチュームに身を包んだ女性

世界中から多くの観光客が訪れるロンドンの魅力は、毎年開催される多くのイベントにあるとも言えます。

サッカープレミアリーグ、ウィンブルドン・チャンピオンシップ(テニス)、ロンドンマラソンなどのスポーツイベントから、ノッティングヒルカーニバル、ロンドンファッションウィーク、Pride in London、チェルシーフラワーショー、The Promsなど、ここでは挙げきれないほどの有名イベントが目白押し!

ロンドンを短期で訪れるなら、これらのイベントのタイミングに合わせて旅行の計画を立ててみるのもいいですね。

関連ページ:ロンドンの年間イベント一覧へ

毎年開催される定期イベント以外にも、美術館や観光施設などでの特別展示(エキシビション)や、テムズ川沿いにあるサウスバンクセンターシティーホールの周辺、トラファルガー広場などでも様々な単発イベントが頻繁に開催されています。
各公式サイトで開催中のイベントをチェックしてみましょう!

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10. テムズ川の魅力

テムズ川は、イングランド南西部に位置するコッツウォルズで有名なグロースターシャーから始まり、オックスフォード、ウィンザー、リッチモンド、そしてロンドン中心部を流れグリニッジへと続いています。

ロンドンの有名な建造物のビッグベンセントポール大聖堂ロンドン塔ロンドンアイなどはテムズ川沿いにあり、その景色はロンドンを代表するアイコニック的な存在。

テムズ川には観光地としても有名なタワーブリッジの他、映画ハリーポッターに登場するミレニアムブリッジ、「ロンドン橋落ちた」の童謡でおなじみのロンドンブリッジなどが架かります。

テムズ川沿いの徒歩散策や景観スポット、リバーボートから眺める街の景色など、テムズ川周辺での楽しみ方は色々!

週末にはストリートパフォーマンスやサウスバンクでの催し、冬のクリスマス・マーケットなど、川沿いで開催されるイベントもあるので滞在中には是非訪れてみましょう!

最後に

いかがだったでしょうか?

筆者はロンドンに住み始めてから20年近く経ちますが、住めば住むほどロンドンの魅力を感じています。

あなたも是非、ロンドンの魅力を沢山発見してみてくださいね!

「ロンドンに飽きた者は人生に飽きた者だ。ロンドンには人生が与え得るすべてのものがあるから。」
by サミュエル・ジョンソン

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