ロンドンの交通手段をまとめて紹介【経路検索ツールも】

ロンドン交通の赤とゴールドのサイン
Image credit : Lucie Lang / Shutterstock.com

ダブルデッカーバスや地下鉄が有名なロンドンの交通ですが、約900万人が住む広いロンドンには他にも便利な移動手段がいろいろ! 

この記事ではそんなロンドンで利用できる交通手段の数々を簡単に紹介し、最後に、滞在時にあると便利な「経路検索ツール」も紹介しています。

1. ロンドン交通の種類

ロンドン全体を走るバスや地下鉄は有名ですが、郊外を走る電車やそのエリアだけにしかない交通手段もあり、ロンドンに来て交通手段の種類の多さに驚く人も少なくはないかも知れません。

以下より、ロンドンの交通手段13種類を簡単に紹介!

Memo

ロンドン交通網の多くを運行しているのが「Transport for London」略して「TfL(ティーエフエル)」。TfLの交通網の殆どは「オイスターカード」と呼ばれるICカード一枚で利用ができます。TfL乗車料金の解説記事もご参考にどうぞ。

1-1. 地下鉄

駅のホームに入ってきた地下鉄とホームにいる人々

「Tube – チューブ」の名で親しまれているロンドンの地下鉄は、1863年から運行されている世界最古の地下鉄です。

管のように丸いトンネルとそれに合わせた丸い車両が、チューブ(管)と呼ばれるようになった所以と言われています。

ロンドン市内の中心部から東西南北に貼り巡る地下鉄のルートは11路線。
路線ごとに色分けされていて分かりやすいです。 

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1-2. 路線バス

タワーブリッジを走り抜けるロンドンバス
Image credit : Mistervlad / Shutterstock.com

赤いダブルデッカーはロンドン名物と言える有名なバスですが、市民の生活には欠かせない路線バスとしてロンドン市内全体で走っています。

路線数は、なんと約680ルート。

ビッグベンの真横を通り過ぎるルートやタワーブリッジを通るルートなどもある為、有名観光地の車窓観光も路線バスを利用すれば格安ですね! 

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1-3. リバーボート

テムズ川を行き交う観光ボート

ロンドン市内を流れるテムズ川は、以下に挙げる観光名所が並ぶ絶景スポット!

テムズ川を走るリバーボートを利用すれば、地上からとはまた異なるロンドンの景色が楽しめます。
観光遊覧だけでなく、通勤利用のボートから食事やショーが楽しめるボートなど種類も色々!

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1-4. タクシー

信号待ちをするブラックキャブ
ロンドン名物のブラックキャブ

ロンドンのタクシー「ブラックキャブ」もロンドンの交通手段として外せません。

オシャレな見た目のブラックキャブですが、見た目だけじゃない!
全ての運転手は、ハイレベルな試験をパスし特別なライセンスを持つ、言わばロンドンの町を知り尽くしたプロです。

車内は広々。車椅子やベビーカーなどもそのまま乗車できます。

利用の際はライトの付いているキャブ(空車)に合図を送って捕まえましょう。
基本、料金はメーター制ですが、乗車時に料金の交渉をすることも可能です。
ほとんどのキャブではカード決済(タッチ決済)ができます。(オイスターカードは利用できません)

その他のタクシーサービス

ブラックキャブ以外のタクシーサービスには以下などがあります。
アプリで乗車予約や支払いができてしまうので便利です。

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1-5. DLR 

DLRとビル
Image credit : cowardlion / Shutterstock.com

「DLR」とは東ロンドンを走るTfLが運行する電車で、天文台などで有名な世界遺産のエリアグリニッジやカナリーワーフをはじめとするドッグランズエリアを観光する際に便利です。

DLRを表す色は「エメラルドグリーン」で、駅のマークや路線図などで使われています。

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1-6. ケーブルカー

東ロンドンにはテムズ川上空を渡るケーブルカーがあります。

スポンサーがエミレーツなので「エミレーツ・エア・ライン」との名称がついており、運行はTfLなのでオイスターカードが利用できます。

アトラクション気分で楽しめます。

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1-7. オーバーグラウンド

オーバーグラウンドとは主にロンドン郊外を走るTfLの電車で、名前の通り地上を走っています。

オーバーグラウンドを表す色は「オレンジ」で、TfLの駅のマーク(ラウンドル)や車体にもオレンジ色が使われています。

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1-8. レンタサイクル

TfL管轄のレンタサイクルは、決済カードがあれば誰でも簡単に自転車が借りられるサービスで観光客からロンドナーまで幅広く利用されています。

市内350カ所にあるドッキングステーションでは、日本語に対応したタッチスクリーンで手続きができ、英語に不安な方でも気楽に利用できます。(オイスターカードの利用不可)

広大で美しいロイヤルパークでサイクリング!なんて言う過ごし方もいいですね。

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1-9. トラム

トラムとは南ロンドンの郊外「ウィンブルドン」や「クロイドン」などでTfLが運行する路面電車のことです。

トラムを表す色は「黄緑」で、トラムのサイン(ラウンドル)や車体に使われています。
オイスターカードが利用できます。 

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1-10. ナショナルレイル

ナショナルレイル (TfL管轄外)とは、英国各地を繋ぐ鉄道の事でロンドンの主要駅から利用できます。

ロンドン滞在中には、数時間で行けるブライトンやオックスフォード、バースなどをはじめ、スコットランドや湖水地方などに足を延ばしてみるのもいいですね。

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1-11. コーチ

コーチとは長距離バスの事。
長距離バスの魅力は何と言ってもその安さ。

様々な会社が運行していますが、そのほとんどはロンドンのヴィクトリアにあるコーチステーションから利用できます。

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1-12. ユーロスター

ユーロスターとはヨーロッパ各地を繋ぐ国際鉄道のことで、ハリーポッターで有名なロンドン キングスクロス駅から発着しています。

ドーバー海峡の海底トンネルを通り大陸へ!

鉄道で国境を越える旅というのも面白そうですね。

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1-13. 市内観光バス

ロンドンの市内観光バスからの景色

ダブルデッカーでのロンドン車窓観光も良いですが、開放感あり、乗り放題&乗り降り自由なこの観光バスを利用するのもおすすめです。

20年近くロンドンに住む筆者ですが、実はこの観光バスが大好きで、毎年夏になると必ず一度は乗車し観光客気分を楽しんでますw。  

日本語のオーディオガイドもあるので観光情報もばっちりです!

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2. 経路検索ツール

ビッグベンをバックにスマホの地図を確認する男性

交通サービスが幅広く便利なロンドンですが、ルートによってはどの交通手段を利用すれば良いのか悩んでしまうことも…。

そんな時に利用したいのが経路検索ツール。

市内では大規模な催しが行われたり、ストライキや点検修理、突然の運行見合わせなどで運行に影響がでることは頻繁にあるので、そんな時にも経路検索ツールが大活躍します。

以下より3つの経路検索ツールを紹介。

2-1. Citymapper

「シティマッパー」は、最新の運行状況をリアルタイムに組み込んだ経路検索ができ乗車料金も表示される為、非常に分かりやすく使いやすいことで多くの在英日本人にも評価の高いアプリです。 
日本語で利用できる為、英語が苦手な人も問題なく使用でき、ロンドンに始めてくる人でも簡単に地下鉄やバスを乗りこなせるはずです。 
渡英前にダウンロードしておけば、到着してすぐに使えて便利ですね。

(Citymapper ダウンロード:iOS, アンドロイド

2-2. Journey Planner

ジャーニープランナーとはロンドン交通社 (TfL) 公式の経路検索ツールで、Citymapper と同じように最新の交通状況を考慮した経路検索ができます。 
アプリではない為、公式サイトを利用しての検索ということと日本語での利用ができないということがマイナスポイントではありますが、Citymapper の提案する経路検索とは別の経路を紹介してくれることもある為、併用して利用すると便利です。

TfL公式 Journey Planner

2-3. Google マップ

お馴染みのgoogle マップは利用したことのある人が殆どだとは思いますが、googleマップも他のツールと同じくロンドンの最新の交通状況を考慮した経路検索ができます。 

他の経路検索ツールに勝る点は「ストリートビュー機能」が使える点でしょうか。 
多くの有名観光地の内部が「ストリートビュー機能」を使って観ることができたり、周辺の雰囲気や参考になる建物などを確認できる為、観光の計画を立てる時などに利用すると便利です。 
他の経路検索ツールと併用して使うとルートの幅が広がります。

Google map

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