【2026年版】ロンドンの地下鉄・バスの最新料金や運賃の仕組みを解説
ロンドン交通局(TfL)が運営する市内の地下鉄やバスは、観光客にも便利なシステムが整っています。しかし、ゾーン制運賃や各種割引制度など、初めて利用する人にとっては少し複雑に感じることもあるでしょう。
本記事では、ロンドンの公共交通機関の運賃やお得な利用方法について詳しく解説します。地下鉄・電車、バスの運賃体系や、運賃キャップシステム、トラベルカードなどを分かりやすく紹介しているので、ロンドン旅行の参考にしてください。
1. ロンドンの電車・地下鉄運賃・仕組みを解説

ロンドン交通局(TfL)が運行する電車には、チューブ(地下鉄)、エリザベスライン、DLR、オーバーグラウンドなどがあります。
これらの電車は統一された運賃システムを採用しており、オイスターカードなどの非接触型決済が利用できます。
ロンドン市内には、TfL以外の会社が運行する「ナショナル・レイル」の電車も走っていますが、市内のほとんどの路線ではオイスターカードで乗車でき、TfLの運賃が適用されます。ただし、ヒースロー・エクスプレスなどの特別列車は対象外です。
運賃はゾーンと時間帯により変わる
ロンドン市内の「電車」の運賃は、基本的に「ゾーン」と乗車する「時間帯」によって異なります。
後ほど紹介する電車の運賃表には、ゾーンや時間帯の表記があるため、次のゾーン表と時間帯の説明も参考にしてください。
【ゾーン】
ヒースロー空港はZone 6に位置し、主要観光地があるのはZone 1になります。
観光客向け宿泊施設の多くは、ゾーン1~2にあります。
*特定の駅がどのゾーンに位置するのかは、TfL公式サイトの地下鉄マップで確認できます。

【時間帯】
運賃は、「ピーク(混雑時)」か「オフピーク(閑散時)」かにより異なることがあります。各時間帯は以下のとおりです。
| ピーク | オフピーク |
| 平日6:30~9:30と16:00~19:00 | 土日祝、平日16:00から19:00の間にゾーン1外の駅からゾーン1内の駅を利用する場合 |
Pay As You Go(大人の片道運賃)

以下の表は、オイスターカードなどの非接触型決済を利用した場合の「Pay As You Go(その都度払い)」の運賃表です。
*10歳以下の子供は無料で乗車できます。11歳以上の子供は割引制度が利用できるので、詳しくは割引オイスターカードの記事をご参照ください。
*TfL公式サイトの「Single Fare Finder」は、駅名を入力して特定区間の運賃を調べることができ便利です。
【2026年3月1日~2027年2月末までの電車運賃表】
| ゾーン | ピーク | オフピーク |
| Zone 1(1区間内) | £3.10 | £3.00 |
| Zone 1-2 | £3.60 | £3.10 |
| Zone 1-3 | £3.90 | £3.30 |
| Zone 1-4 | £4.80 | £3.60 |
| Zone 1-5 | £5.30 | £3.80 |
| Zone 1-6 | £5.90 | £4.00 |
| 1区間内(Zone 1除く) | £2.30 | £2.20 |
| 2区間内(Zone 1除く) | £2.50 | £2.30 |
| 3区間内(Zone 1除く) | £3.20 | £2.40 |
| 4区間内(Zone 1除く) | £3.40 | £2.50 |
| 5区間内(Zone 1除く) | £3.80 | £2.60 |
【エリザベスラインのプレミアム運賃について】
エリザベスラインでは、ヒースロー空港駅(Zone 6)を利用する際に「プレミアム運賃」が適用されます。詳しくは、別記事のエリザベスラインの利用ガイドやヒースロー空港と市内間の移動ガイドをご参照ください。
運賃の上限額:「キャップ」システム

TfLは、オイスターカードなどの非接触型決済を利用する人々が、1日または1週間の移動で一定額以上を支払わなくて済むように「運賃キャップ(cap)」を設けています。
そのため、運賃が上限額に達すると、それ以上の料金は発生しません。
乗車履歴や支払い履歴は、駅の券売機(日本語対応)やTfL Goアプリ(英国居住者向け)で確認できます。
運賃キャップは自動的に適用されますが、各乗車時には、必ず同じ決済カード(オイスターカード等)を使用する必要があるためご注意ください。
この運賃キャップは、ロンドンバス、チューブ(地下鉄)、トラム、DLR、オーバーグラウンド、エリザベスライン、およびロンドン市内を走るナショナル・レイルなどが対象です。
【電車&バス利用時のキャップ額】
下の表は、Zone1を含む区間のキャップ額(大人)です。Zone1以外の区間のキャップ額を知りたい方は公式TfLのこのページで確認してみましょう。
2026年末まで料金は据え置かれ、2027年に変更される可能性があります。
(2025年3月2日から2026年末までのキャップ額)
| 区間 | Daily cap | Weekly cap (月~日) |
| Zone 1 のみ | £8.90 | £44.70 |
| Zone 1-2 | £8.90 | £44.70 |
| Zone 1-2-3 | £10.50 | £52.50 |
| Zone 1-2-3-4 | £12.80 | £64.20 |
| Zone 1-2-3-4-5 | £15.30 | £76.40 |
| Zone 1-2-3-4-5-6 | £16.30 | £81.60 |
乗り放題の「トラベルカード」

トラベルカードは、ロンドン市内のバス、チューブ、トラム、DLR、オーバーグラウンド、エリザベスライン、ナショナル・レイルで利用できる乗り放題チケットです。
利用したいゾーンや有効期間(1日、7日、1ヶ月、1年)を選べます。1日券は紙の乗車券として発行され、7日以上のものはオイスターカードにチャージして使用します。
【トラベルカードの料金】
下の表ではZone1からZone6までの1日有効および7日間有効の大人のトラベルカード料金を紹介しています。1ヶ月、1年有効のトラベルカードやZone7以降の区間の料金は公式TfLのこのページで確認できます。
2026年末まで料金は据え置かれ、2027年に変更される可能性があります。
(2025年3月2日から2026年末までの料金)
| 区間 | One Day Anytime (時間帯の制限なし) | One Day オフピーク | 7 Day |
| Zone 1のみ | £16.60 | £16.60 | £44.70 |
| Zone 1~2 | £16.60 | £16.60 | £44.70 |
| Zone 1~3 | £16.60 | £16.60 | £52.50 |
| Zone 1~4 | £16.60 | £16.60 | £64.20 |
| Zone 1~5 | £23.60 | £16.60 | £76.40 |
| Zone 1~6 | £23.60 | £16.60 | £81.60 |
【One Dayトラベルカードのメモ】
1日乗り放題のOne Dayトラベルカード(Anytime, Off-peak)は、前述した運賃キャップと比べると遥かに高い料金ですが、「紙のチケット」なのでオイスターカードなどの非接触型決済を利用したくない方におすすめのチケットです。駅の券売機(日本語対応)で購入でき、VisitBritainサイトで購入すると日本で受け取ることも可能です。
【7 Dayトラベルカードのメモ】
7日間乗り放題の7 Dayトラベルカードは、前述したWeeklyキャップと全く同じ料金です。Weeklyキャップとの違いは、Weeklyキャップが月曜~日曜の間に適用されるのに対し、7 Dayトラベルカードはいつでも使い始められる点です(例:水曜~火曜)。
2. ロンドンバスの運賃・仕組みを解説

ロンドン名物の赤いバスは、市民や観光客にとって欠かせない交通手段です。
ロンドンバスも、地下鉄と同様にオイスターカードなどの非接触決済が利用できます。
バス停や車内ではオイスターカードへのチャージができません(オイスターカード購入も不可)。事前に駅の券売機(日本語対応)などでチャージしておきましょう。
【関連記事】ロンドンバスの乗り方からルールまで完全攻略【アプリで簡単】
ロンドンバスの基本運賃
ロンドンバスの運賃は、乗車距離やゾーンに関係なく、一律料金となっています。
1時間乗り放題の「ホッパーフェア」

「ホッパーフェア」は、ロンドンバスおよびトラム限定の1時間乗り放題システムです。
最初の乗車時に1回分の運賃を支払うと、1時間以内であれば追加料金なしで何度でも乗り換えが可能です。また、途中で電車を利用したとしても、1時間以内に乗車する全てのバスにホッパーフェアが自動適用されます。
ホッパーフェアを利用するには、各乗車時に必ず同じ決済カード(オイスターカード等)を使用し、カードに十分な残高(乗車1回分以上の額)が必要なのでご注意ください。
車内のカード読み取り機にタッチすると、支払額が表示されます(ホッパーフェア適用時は0ポンド)。乗車履歴や支払い履歴は「駅の券売機(カードをタッチ)」や「TfL Goアプリ(英国居住者向け)」で確認することもできます。
ロンドンバスの上限額:「キャップ」システム

ロンドン交通局(TfL)は、オイスターカードなどの利用者に対して、1日または1週間のバス移動で一定額以上を支払わなくて済むように「運賃キャップ(cap)」を設けています。
そのため、バスの運賃が上限額に達すると、それ以上の料金は発生しません。
ホッパーフェアと同様に、バスの運賃キャップも乗車時に自動適用されますが、各乗車時に必ず同じ決済カード(オイスターカード等)を使用する必要があるためご注意ください。
【バスのみに適用される運賃キャップ】
(2026年7月5日までの額)
| タイプ | キャップ額 | 期間 |
| Daily cap | 5ポンド25ペンス | 24時間 (4:30~翌4:29) |
| Weekly cap | 24ポンド70ペンス | 7日間 (月曜~日曜) |
定期乗車パス「バス&トラムパス」

「バス&トラムパス」は、ロンドンバスおよびトラム専用の定期乗車パスです。
ホッパーフェアや運賃キャップとは異なり、事前に駅の券売機やオンライン(英国在住者向け)で購入する必要があります。
1日(00:01~翌04:30)、7日、1ヶ月、1年のプランがあり、1日券は紙のチケット、7日以上のものはオイスターカードにチャージして使用します。
【バス&トラムパスの大人料金】
(2026年7月5日までの料金)
| 1日パス | 7日パス | 1ヶ月パス | 1年パス |
| 6ポンド | £24.70 | £94.90 | £988 |
子供や学生などが利用できる割引付帯のオイスターカードがあれば、バス&トラムパスの料金も割引となります。パスの割引料金はこの公式TfLページで確認できます。
【1日パスのメモ】
1日パス(One Day)は、オイスターカードなどの非接触型決済を使用しない方向けの「紙のチケット」です。オイスターカードなどを利用するよりも割高です(運賃キャップがあるため)。地下鉄の駅にある券売機(日本語対応)などで購入できます。
【7日間パスのメモ】
7日間パス(Seven Day)は、5日~7日間に渡りバスのみで移動する方向けのパスです。一週間の運賃キャップと料金は変わりませんが、運賃キャップの適用期間が月曜から日曜なのに対し、このパスは曜日に関係なく利用できます(例:水曜から火曜)。
最後に

ここまでロンドンの交通運賃や各種システムについて解説しました。この記事が参考になり、ロンドン滞在がより快適なものとなれば幸いです。
市内にはレンタサイクルやテムズ川クルーズなど、ほかにも移動手段があります。詳しくは以下の関連記事をご覧ください。
