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ロンドンの穴場スポット「クイーンズハウス」 無料で入れる元・王族の別荘

エリザベス1世の「アルマダの肖像画」
エリザベス1世の「アルマダの肖像画」/ ©TanksLondon.com

ロンドン観光といえば、バッキンガム宮殿やビッグベン、タワーブリッジなどがありますが、実は、ちょっと足を延ばしたグリニッジに、無料で入れてしかも見どころたっぷりの隠れた名所があるんです。

その名も「クイーンズハウス」。

歴史好きじゃなくても、見る価値ありです。

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クイーンズハウスって、どんなところ?

グリニッジパークの丘から見たクイーンズハウス
Photo: ©TanksLondon.com

英語表記:Queens House
建築年:1635年
建築家:イニゴー・ジョーンズ
建築スタイル:パラディアン

クイーンズハウスは、ロンドン南東部のグリニッジにある白い2階建ての元・王族の別荘です。1616年から1635年にかけて建てられ、イングランドで初めて意識的に古典様式で造られた建物として、英国建築史に名を刻んでいます。

現在は無料で入れるアートギャラリーとして一般公開されており、カナレット、レンブラント、ゲインズバラをはじめとする名だたる画家の作品や、エリザベス1世の「アルマダの肖像画」など、見応えのある美術コレクションを有しています。

建物が建つグリニッジのエリア全体は1997年にユネスコの世界遺産「マリタイム・グリニッジ」に登録されており、クイーンズハウスはその景観の中心に位置しています。グリニッジ天文台カティサーク号、国立海事博物館なども徒歩圏内にあるので、一日かけてのんびり観光するのにぴったりのエリアです。

そもそも、なぜクイーンズハウスが建てられたのか?

話は400年以上前にさかのぼります。
1616年、イングランド王ジェームズ1世の妻アン王妃が、狩猟中に夫の大切な猟犬を誤って撃ち殺してしまうという事件が起きました。激怒した王は、使用人たちの前で妻を怒鳴りつけてしまいます。これを詫びるために、王が妻へのお詫びとしてこの館を建てさせたというのが、クイーンズハウス誕生のきっかけ、と伝わっています。

ところが、アン王妃は完成を見ることなく1619年に亡くなってしまいます。その後、チャールズ1世の妻ヘンリエッタ・マリアのために工事が再開され、1635年にようやく完成しました。

白くてシンプル…それが革命。

クイーンズハウスを初めて見た人は、「意外とシンプルだな」と感じるかもしれません。でも、それこそがすごいところ。当時の英国では赤レンガのチューダー様式の建物が主流で、その中にこの真っ白でスッキリした建物が現れたのは、まさに革命的なことでした。当時は単に「ホワイトハウス」と呼ばれていたほどです。

設計したのはイニゴー・ジョーンズという建築家。イタリアを旅して古典的な建築様式に魅了された彼が、その美学をイングランドに持ち込んだのです。この建物は、イングランドで初めて意識的に古典様式で造られた建物として今も高く評価されています。 

館内の見どころ

ロンドンにあるクイーンズハウスのホール内装
グレートホール / Photo: ©TanksLondon.com

「チューリップ階段」はインスタ映え抜群

建物の中に入って多くの人が最初に目を奪われるのが、「チューリップ階段」と呼ばれる螺旋階段です。柱のない空中に浮かぶような構造で、鉄製の手すりに花の装飾が施されたイギリス初の幾何学的自立型螺旋階段です。見上げると空に向かって伸びていくような感覚があって、写真を撮りたくなること間違いなし!

そしてこの階段には、もうひとつの顔があります。1966年、カナダから来た観光客がここで撮影した写真を現像したところ、階段を上る幽霊のような人影が映っていたのです。スタッフが長いグレーのドレスを着た人影を目撃したという話も。信じるかどうかはあなた次第ですが、ちょっとドキドキしながら見上げてみてください!

グレートホールは「完璧な立方体の部屋」

メインの部屋「グレートホール」は、縦・横・高さがすべて同じ長さという、完璧な立方体の空間です。白と黒のチェック柄の大理石の床は1635年から変わらず残っていて、その上に立つと時代を超えたような不思議な感覚を味わえます。

天井一面に広がる美しい金箔の装飾は、2016年にアーティストのリチャード・ライトが5人のチームとともに9週間かけて手作業で仕上げた大作です。ルネサンス時代のフレスコ職人と同じ技法で、紙に描いた下絵を天井に転写し、金箔を丁寧に貼り重ねて完成させました。その繊細な文様はこの空間だけのために生み出された、唯一無二の作品です。

有名な絵画も無料で見られる

館内にはカナレット、レンブラント、ゲインズバラなど名だたる画家の作品が並んでいます。そして特に人気なのが、エリザベス1世の「アルマダの肖像画」。1588年にスペインの無敵艦隊がイングランド侵攻に失敗した歴史的な勝利を記念して描かれた作品で、権力と勝利のシンボルにあふれた印象的な肖像画です。美術館に行く感覚で、気軽に立ち寄ってみてはいかがでしょうか?

Netflix人気ドラマのロケ地でもある

クイーンズハウスは、Netflixの人気ドラマのロケ地としても知られています!「ザ・クラウン」ではシーズン4でチューリップ階段が登場し、「ブリジャートン」ではシーズン1でサマセットハウスとして何度も登場します。どちらかを見たことがある方は「ここだ!」とテンションが上がるかもしれません。

行く前にチェック!アクセス&基本情報

訪問情報

住所Romney Road, Greenwich, London SE10 9NF
アクセスDLR カティサーク駅から徒歩 5〜10分
入場料無料
所要時間約1時間(じっくり派は1時間半)
開館スケジュールは変更されやすいのでRMG公式サイトで事前にご確認ください。

いかがでしたでしょうか?

クイーンズハウスは、バッキンガム宮殿やウエストミンスターと違って混雑が少なく、入館無料でゆっくり見られるのもうれしいところ。グリニッジを訪れる際にはぜひ立ち寄ってみてくださいね!

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