イギリス旅行・短期滞在する際のお金の持って行き方【両替、カード】

日本円札と1ポンドコイン

イギリス旅行や短期で滞在する際に、日本からどうやってお金を持っていこうかは悩むところですよね。

このページでは、海外に行く際には必須の外貨両替やクレジットカードについての他、イギリスで使えるデビットカードや子供も使えるプリペイドカードなども紹介しています。

イギリス長期滞在のお金の管理について知りたい方は、はじめのイギリス銀行口座開設のページがおすすめです。

1. 渡英前のお金の準備

パソコンの上に置かれた英国ポンドコインとクレジットカードと

渡英するにあたって、現地で使うお金はどう準備したらいいんだろう? 

😱「現地のATMで現金を下ろそうとしたけど、持ってきたカードが使えなかった! 」
😭「現金しか使えないと言われ、持ち合わせがなく困った!」
😞「カードが不正使用されて、しばらくの間カードが使用できなくなってしまった!」

など、もしもの時のことも十分に考え、イギリスに来てから困ることが無い様にしっかりと準備しておくことが大切です。

これより

  • 日本で両替する(現金)
  • イギリスで両替する(現金)
  • クレジットカード
  • その他の便利なカード

などを、順を追って解説していきます。

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2. 日本で両替する(現金)

まずお伝えしたいのですが、イギリスではカードの利用が非常に一般的な為、殆どの店でカードの利用が可能です。£1程度の買い物であってもカードで支払う人も多く、日本と比べるとタッチ決済はかなり進んでいます。

とは言っても、現金は「確実にどこでも利用できる」ので、もしもに備えて常に持っていた方が安心と言えます。

ただ現金は、盗難や紛失の際に補償もなければ戻ってくる可能性も低いので、滞在中に大きな額の現金を持ち歩くことや日本で多額の両替をしてくることはお勧めしません。なので、カードを主な支払い方法とし、現金は補助的に使うと言った具合に考えるといいと思います。

以上を踏まえ、日本で両替してくる現金の目安は、とりあえずの気持ち程度でいいかと思います。金額で言うと、£70~£150程度(ヤフー為替換算)と言った所でしょうか🤔 

ちなみに、そんなに高額の現金をもって行く人もいないとは思いますが、1万ユーロ相当(120万円ほど)の現金を英国内に持ち込む際には税関申告が必要となります。

どこで両替するのか

英国ポンドはメジャーな通貨の為、外貨を取り扱う銀行、郵便局、金券ショップ、空港などで問題なく手に入れることが出来ます。

金融機関によっては、オンラインで購入し自宅に配送してくれる「外貨宅配サービス」をしている所もあります。

外貨両替の換算レートは各銀行により異なり、通常「両替手数料」が含まれたレート表示となっていることが多いです。

Memo

外貨両替を行っていると謳う金融機関であっても、店舗によっては外貨両替に対応していないこともある為、事前に電話確認した方が良いかも知れません。50ポンド札は使い勝手が悪いので£5、£10、£20札にしてもらうのがおすすめです。

以下に、外貨両替に対応する金融機関について紹介しておきます。

外貨両替できるメジャーな銀行や両替店

店名 外貨宅配サービス 空港店舗
トラベレックス あり 羽田国際線旅客ターミナル 関西国際空港
みずほ銀行 なし 羽田国際線旅客ターミナル 成田空港
大黒屋 2019年7月で終了 なし
三菱UFJ銀行 なし 成田空港 関西国際空港(ワールドカレンシーショップ)
ゆうちょ銀行 あり(送料無料) なし

両替レートの見方(日本)

各両替所の換算レートは毎日の為替変動により変化し、両替所によってそのレートは異なります。

換算レートは店舗やオンライン上で確認でき、「日本円から外貨に両替する際のレート」と「外貨から日本円に両替する際のレート」の2種類の両替レート表示があります。 

日本国内において円をポンドに両替したい際には「日本円から外貨に両替」又は、「Selling (We sell) 」の欄のレート表示をチェックしましょう。このレート表示は「£1をいくら(円)で交換できるかという意味なので、表示レートが低いほどお得ということになります。

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3. イギリスで両替する(現金)

イギリスで外貨両替所は「Foreign Exchange 又は Bureau de Change」と呼ばれています。
ヒースロー空港はもちろん、ロンドンの中心部などで見つけることが出来ます。

💡両替の際にはパスポートの提示が必要となる為、忘れずに持参しましょう。

ロンドンでおすすめの両替所は? 

折角両替するならお得に両替したい!ところですが、少額の両替であればお得なレートであることよりも、店の安全性や利便性をより重視するようにしましょう。いくらレートが良くても繁華街の人ごみの多い路面両替店を利用するのは、パスポートを提示することや金銭の取引を行うことを考えると避けた方が無難と言えます。 

そこでお勧めするのは、衣料品や食品の販売大手「マークス&スペンサー(M&S) 」の店舗内にある両替所です。 
静かで落ち着いた雰囲気のマークス&スペンサー運営の両替所は、そこそこレートが良いとイギリス人にも評判です。 

両替所のあるM&Sロンドン店舗一覧

店内に入ったら「Bureau de Change」のサインを目印に両替所を見つけましょう。

  • Oxford Street Pantheon 店 – 2nd Floor, 173 Oxford Street  W1D 2JR 地図
  • Oxford Street Marble Arch 店 – 3rd Floor, 458 Oxford Street W1C 1AP 地図
  • Kings Road 店 – Ground Floor, 85 Kings Road SW3 4NX 地図
  • Kensington 店 – 2nd Floor, 113 Kensington High Street W8 5SQ 地図
  • Westfield White City 店 – Store B W12 7GA 地図
  • Stratford City 店 – Unit D3, Statford, E20 1EH 地図
  • Fenchurch Street 店 – Lower Ground Floor, 168 Fenchurch Street EC3M 6DE 地図
  • Finsbury Pavement 店 – 2nd Floor, 70 Finsbury Pavement EC2A 1SA 地図

両替レートの見方(イギリス)

日本の両替所と同じく、店頭には「ポンドから外貨に両替する際のレート (Selling)」と「外貨からポンドに両替する際のレート(Buying)」の2種類の交換レート表示があります。 

日本円をポンドに両替したい際には「Buying」の表示をチェックしましょう。 
このBuying の表示レートが高い程お得に両替できるという意味になります。 

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4. クレジットカード

ビザとマスターのクレジットカード

イギリスでは、VISA か MasterCard のクレジットカードであればほとんどの店で決済が可能です。JCBやAmerican Expressは使えないこともある為避けた方が無難です。

タッチ決済機能 

カード会社によってはタッチ決済機能のついたクレジットカードを提供していることがありますが、タッチ決済機能が付いたものであればロンドンの交通機関のICカード(オイスターカード)の代わりとして利用できたり、ショッピングの際にはサインも PINナンバー入力も必要なく簡単に決済できるのであると便利です。タッチ決済はイギリスでは「コンタクトレス」として知られており、かなりメジャーな決済方法としてほとんどの店で利用できます。 

おすすめのクレジットカード

以下、イギリスで広く利用できるVisaやMaster cardのクレジットカードで、お得なサービスや便利な機能が付帯した「年会費永年無料」のクレジットカードを集めてみました。

Memo

現地でカードを利用する際には、4桁のPINナンバー、又はサインが必要となるため渡英前に確認しておきましょう。
また、海外で使用する際の限度額の確認やATMでのキャッシング設定などにも注意したいところです。渡英前にはカード会社にイギリスに行く旨を連絡する際には、同時にこれらも確認しておきましょう。

三井住友Visaカード

元祖Visaカードとして安心&信頼の三井住友Visaカードは、インターネット不正利用補償やカード利用24時間監視システムなどセキュリティ性能は万全で、イギリスに滞在中も安心です。

💡このカードが渡英向きな理由には

  • 最高2000万円の海外旅行傷害保険
  • 年間100万円までのショッピング補償
  • イギリスでメジャーなタッチ決済機能付き!

などがあります。

そしてなんと、新規入会で年会費がずーっと無料!(2020年3月時点)

タッチ決済機能付きで年会費無料のVisaカードであればこのカードがお勧めです。詳細は三井住友VISAカードの公式ページでチェックしてみましょう。

Booking.comカード(三井住友カード)

このカードは、世界中のホテルが予約できる人気サイトBooking.comと三井住友カードの提携カードです。英国内やヨーロッパ各国へビジネスや旅行で行くなら、このカードを持っておくとお得です。

💡お得ポイントは

  • 年会費が永年無料
  • 入会だけで「Booking.Genius」会員にアップグレード
    宿泊代金10%OFFに加えレイトチェックアウト・無料空港送迎・ウェルカムドリンクなど無料でサービスが受けられる!
  • キャッシュバックで最大6%還元!
  • 「Rentalcars.com」でのレンタカー予約が8%OFF!
  • 最大2,500万円の旅行傷害保険も付帯!

残念ながらタッチ決済機能は無いようですが、無料入会するだけでこれだけ旅行時にお得なサービスが付くカードは中々ないと思います。

詳細は三井住友カード公式のBooking.comカードページでチェックしてみましょう。

エポスカード

様々な割引サービスや特典があり、買い物する度にエポスポイントが貯まるお得感満載のこのカードは、「年会費無料」で初めてのクレジットカードであってもシステムが分かり安いのが魅力です。

一見、日本国内での使い勝手が良さそうなカードなのですが、他のクレジットカードには無い特別な機能があるのがみそ👀です!

それは…

  • エポスバーチャルカード✨!

エポスバーチャルカードとは、ネットショッピングをする際に実際のクレジットカード番号を入力せずに買い物ができるシステムで、不安の多い海外でのネットショッピング時に大活躍します。イギリスのAmazonなどでのネットショッピングができると海外生活もかなり快適になるので、エポスバーチャルカードを利用すれば初めての海外通販も安心です!もちろん、エポスポイントも貯まります✌

エポスカードやバーチャルカードの詳細は、エポスカードの公式ページでチェックしてみましょう。

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5. タッチ決済機能付きデビットカード

ビザ ペイウェーブのデビットカード

Image credit : kenary820 / Shutterstock.com

まず「デビットカード」とは、決済と同時に即時口座から支払いが行われる為、現金で支払うのとまったく同じ感覚で利用できるカードの事を指します。クレジットカードの様に、後になってから請求が来ることが無いので毎月の収支管理もしやすく、クレジットカードに抵抗のある人でも持ちやすいカードと言えます。 

英国で利用率が高い「Visa Debit」 

英国では、タッチ決済機能の付いたデビットカードは「Visa Debit」又は「コンタクトレス決済」として知られており、殆どの英国の銀行で発行されるキャッシュカードに付帯されているため、かなりメジャーな決済方法として浸透しています。 

その便利さと利用率の高さから、ロンドンの交通のICカードの代わりとして利用する人も多く、日常のスーパーマーケットでの買い物、カフェでコーヒーを購入する際、郵便局、観光施設のチケットの支払い、ネットショップなど、ありとあらゆる場面で利用できます。

日本でもタッチ決済機能付デビットカードが作れる!

日本の一部の銀行において「デビットカード+Visaタッチ決済」のキャッシュカードが発行されています。ちなみに、ジェイデビットは海外では使えません。

タッチ決済以外のVisaデビットカードの利用利点は…

  • 利用限度額が設定可能だから使いすぎがない
  • オンラインで利用履歴がチェックでき毎月の収支管理が簡単
  • 国内外のATM での引き出しが可能
  • ポイントやマイルも溜められる(カードによる)
  • 紛失・盗難の際の保護がある(一定の条件を満たしている場合)
  • 審査不要で年会費も無料

クレジットカードと比べてのデメリットは…

  • 海外旅行傷害保険の付帯がない
  • 分割払いは不可能

Visaタッチ決済デビットカード発行金融機関一覧

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6. Visa (Master) プリペイドカード

 
 
 
 
 
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Visa (Master) プリペイドカードとは、事前に入金しておいた金額内で国内外のATMからの引き出しや店舗での支払いができるカードです。VISA 又は Master が使える世界中の店舗での利用が可能。 

Visaプリペイド利用の利点は?

  • 子供でも持てる(12歳以上から)
  • オンラインで利用状況チェック
  • 入金した以上の金額は使えない
  • 商品購入時に即時引き落とし(1回払いのみ)
  • 国内外のATM での引き出しが可能
  • 年会費不要
  • ポイントやマイルがたまる(カードによる)
  • 必要に応じて追加チャージでき、すぐに使える

デメリットは?

  • 現地ATMでの引き出し手数料などが高額な場合がある(要チェック)
  • 海外旅行保険の付帯や分割払い機能がない。
  • チャージした後は払い戻しできない
  • 紛失、盗難の損害は補償の対象とならない

お勧めのVisaプリペイドを紹介

NEOMONEY(Visa)

セゾンカードで有名なクレディセゾンが発行。

  • 13歳以上の申し込み可
  • 入会金・年会費無料
  • 銀行口座開設・登録不要
  • 最短3日営業日でカード発送
  • 到着後、即利用可能
  • VISAタッチ決済付き

ANA Visa プリペイドカード(オールチャージ型)

三井住友カードが発行。

  • 15歳以上の申し込み可
  • ANAマイルが貯まる

ANA Visa プリペイドカード(チャージ限定)

三井住友カードが発行。

  • 13歳以上から利用可
  • 申込者がANAカード Visa/Master会員
  • ANAマイルが貯まる

ソフトバンクカード(Visa)

ソフトバンクが発行。

  • ソフトバンク対象契約を契約中の者のみ
  • Tポイントが貯まる

GAICA(Visa)

アプラス 新生銀行グループが発行。

  • 満13歳以上の申し込み可
  • 日本円のみでのチャージが可能
  • Visaタッチ決済付き

GAICA(Flex機能付き)

アプラス 新生銀行グループが発行。

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最後に

いかがだったでしょうか? 

様々なお金の持って行き方がありますが、このページで紹介した方法をうまく組み合わせて、ストレスフリーなイギリス滞在となるといいですね!

イギリス現地の決済事情やレストランなどでのチップ、ATMの使い方などについて詳しくまとめたページも是非ご参考にどうぞ!。

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