カムデンマーケット【ロンドン観光地ガイド】

人に溢れたカムデンロックマーケット

数あるロンドンのマーケットの中でも特に有名な「カムデンマーケット」は、北ロンドンのカムデン地区内のリージェンツ運河 (Regent’s Canal) 沿いに位置しています。

このページでは、カムデンマーケットを訪問する際に知っておくと面白いマーケットの歴史やマーケットの見どころなどを紹介しています。

カムデンマーケットの歴史

橋のカムデンロックのサイン
Image credit : Lagui / Shutterstock.com

英語表記:Camden Market

カムデンマーケットは1974年にオープンしました。 
オープン当初は、アートやクラフトを中心としたわずか16店のみが出店していたのだそうな(現在のカムデンロック)。

パンクロックの聖地へ

オープン翌年の1975年、ワイン商人であったジョン アーミットとそのビジネスパートナーがマーケット内に「Dingwalls Dance Hall」をオープンすると、人気ミュージシャンによるパフォーマンスがうわさを呼び瞬く間にロンドンの人気のスポットとなりました。 
パフォーマンスを行ったミュージシャンは「ローリングストーンズ」、「ザ クラッシュ」、「ザ セックスピストルズ」など、UKロック界を代表する大物達でした。
UKパンクロック界で有名な「ザ ストラングラーズ」は、ファーストアルバムを出す前の数年間「Dingwalls Dance Hall」の常連パフォーマーだったそうです。

そんなことからカムデンロックは70、80年代の音楽シーンにおけるまさに伝説的な場所となり、現在に至るまでパンクロックの聖地的な場所として知られています。 

伝説の名残

近年では、そんな UKミュージックの伝説はかなり薄れてしまったように感じるカムデンですが、先ほど出てきたダンスホールの「Dingwalls」はライブミュージックの会場として未だに現役であり、最近では「ザ フー ファイターズ」や「ザ ストロークス」がパフォーマンスを行ったことがあります。
カムデンロックを訪れる際には是非立ち寄ってみましょう。
Dingwalls 公式ウェブサイト

ちなみに、カムデンにはイギリスの歌姫・故エイミー・ワインハウスが住んでいたこともありマーケット内にはエイミーの銅像があります。ファン必見!

次よりマーケット内の見どころを解説しているので訪問の際の参考にしてみてください。

リージェンツ運河サイドから見た「Dingwall」

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2. マーケットの見どころ

カムデンマーケット内のアンティークが集まるエリア

カムデンロックを中心として発展を遂げたマーケットは現在、1000店もの店が軒を連ねる巨大なマーケットとなっていていくつかのエリアに分かれています。

見どころは、古着、クラフト品、雑貨、レコード、アンティークなどの店舗の他、フードストール(屋台)も沢山あるのでランチにスイーツなど色々試したくなります。

リージェンツ運河に架かる橋やナローボート、「CAMDEN LOCK」の文字が書かれた高架橋などに加え、カムデンタウン駅からマーケットと続くCamden High Streetの通りも独特の雰囲気があります。

マーケットは毎日オープンしていますが、月~木は一部の店が閉まっている為…

  • ほぼ全ての店がオープンしている「金~日」に訪れるのがおすすめです! 

ただ、天気の良い週末はかなりの人ごみとなる為、身の回りには注意しましょう。

カムデンマーケットのエリア一覧

各マーケットの位置は下のマップでチェックできます。マップ上のエリアを選択するとそれぞれのエリア名が分かります。

  • カムデンロックマーケット
  • ザ・ステイブルズマーケット
  • カムデンロック・ビレッジマーケット
  • バックストリートマーケット

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3. 交通案内

カムデンマーケットへは以下の2つが地下鉄の駅を利用すると便利ですが、西ロンドンから訪れる際にはパディントン辺りから発着しているリージェンツ運河のナローボートを利用するのもおすすめです。

  • 地下鉄カムデンタウン駅(ノーザンライン)
  • 地下鉄チョークファーム駅(ノーザンライン)

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